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【花粉】シーズン到来!西・東日本の太平洋側から花粉エリア拡大へ

第3回花粉飛散傾向【2017.1.31発表】

2017/02/01 16:28 ウェザーニュース

1月30日〜31日、全国に先駆け関東・九州の1都6県が花粉シーズンに突入!東京都は昨年と比べて11日早い花粉シーズンの到来です。
今後の飛散開始時期や飛散の特徴について最新見解をまとめました。事前対策にお役立てください。

■飛散開始時期はいつ頃?

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西〜東日本の太平洋側は
2月上旬のうちにシーズン開始

2月上旬は、冬の寒さになる日もありますが、春の気配を感じるような暖かさになる日も。
関東や九州のまだ飛散シーズンに入っていないエリアや、中四国、近畿南部、東海地方の一部でも、2月上旬のうちに花粉シーズンに入る可能性があります。

まだ気温が低い日でも、一度暖かくなった後に風が強まると、花粉が飛散する可能性があるので、油断はできません。

2月下旬には北陸や東北南部でも飛散

2月中旬は、全国的に気温は低めの傾向となるものの、寒さが緩む日があると西・東日本で花粉シーズンインとなるエリアがさらに増えそうです。
また、2月下旬になると寒気が南下しにくくなって暖かい日が増えるため、北陸や東北南部でも花粉シーズンに入る予想です。

■飛散ピークはいつ頃?

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西・東日本のスギ花粉は
3月上旬〜中旬

花粉シーズンに入った後、1週間〜10日くらいで本格的な花粉シーズンに突入。
九州など早い所では2月下旬から、西〜東日本の広範囲では3月上旬~中旬、東北で3月半ば~4月半ばにスギ花粉の飛散ピークを迎える予想です。

ヒノキ花粉は3月下旬〜4月中旬

3月が終わりに近づくとスギ花粉のピークは越え、代わって西日本からヒノキ花粉が増えてきます。九州、四国、東海、関東では3月下旬~4月上旬、中国や近畿では4月上旬~中旬にヒノキの花粉のピークとなる見通しです。

■飛散量は多い?少ない?

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花粉の飛散量予想(平年比)

全国平均で平年の1.2倍、
2016年の4.4倍に

2017年のスギ・ヒノキ花粉のシーズン飛散量は、広範囲で平年(2008〜2016年平均)よりやや多い〜多く、全国平均は1.2倍の予想です。特に西日本を中心に予想飛散量が平年の1.3〜1.5倍となるエリアが目立っています。
一方、関東では平年並〜少ない予想です。

※花粉飛散量の平年値:2008年〜2016年の9年平均飛散量
※北海道はシラカバ花粉の飛散量。沖縄県は目立った花粉の飛散がないため除く

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花粉の飛散量予想(2016年比)

西は3〜4年ぶりの大量飛散に

全国的に花粉飛散量が少なかった2016年と比べると、全国平均は4.4倍で、西日本を中心に4〜11倍となるエリアもある予想です。
西日本では広範囲で3年ぶり、特に京阪神などでは4年ぶりの大量飛散となる恐れがあります。
ここ数年、花粉症の症状が軽かった方も油断せず早め早めの対策を!
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