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雪の日に傘をさす/ささない。雪国でも地域差あり

冬の傘調査 第1弾
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2017/02/08 08:45 ウェザーニュース

雪が降ってきたら、あなたは傘をさしますか?

「さすし、あたりまえじゃん!」という人もいれば
「いやいや、ささないでしょ」という人もいるはず。

これ、地域で意識が違うはず。ということで調べてみました。

ウェザーニュースでは全国の会員に、
雪の日にかさをさしますか?
・基本さす
・基本ささない

の2択で伺いました。(回答数:10.408)

雪が降ってきたら、あなたは傘をさしますか?

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ご覧の通り、エリアで見事な違いが出ました。もう少し詳しく見てみましょう。

各都道府県ごとに、回答の割合が多かった方で色分けしたのが下のマップです。

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基本的にささないのは、北海道を始め東北や長野などのエリア。

そして、傘をさすのは北陸、東日本の太平洋側や西日本となりました。

注目すべきは、雪国でさえ地域によって「さす」「ささない」が異なる点です。秋田県民はささない人が多いのに、新潟県民はさす人が多い。宮城県民はさす人が多いのに、長野県民はささない人が多い。

なぜさすのか?ささないのか?

さす理由=濡れるから

ささない理由=濡れないから


あたりまえな話ではありますが、各都道府県のみなさんの理由を総括するとこうなります。

それはなぜか。

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降ってくる、雪の質が大きく関係していそうです。

よく使う言葉として粉雪やザラメ雪というような雪の名前がありますが、雪質で言うと

「乾いたサラサラの雪」
「湿ったベチャベチャの雪」

この2つに大別されます。

みなさんから頂いたコメントにもこの雪質のことがハッキリと書かれていて、

さす人
湿雪だから、傘ささないとすぐにビショビショに濡れます。』
   ─ 新潟県 森の人さん


ささない人
サラサラ雪は払うだけ。』
   ─ 秋田県 おりょうさん

乾いた雪は服についてもパパッと払えば取れるので、傘をさすほどでもない。
一方で湿った雪はくっついて溶けちゃうので濡れちゃうんですよね。だから傘をさすわけです。

雪質の違いは気温の分布でわかる

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20日間の平均気温分布(気象庁データより)
雪質の違いは気温が大きく関係しているようです。

冬場は北から雪を降らせる寒気が日本付近に降りてきます。

この寒気の影響を受けやすい北海道や東北北部では気温が低くなり、雪が溶けにくい。上空の気温もより低いためサラサラの雪で降ってきます。
長野県は盆地という地形特性が相まって気温が低下しやすく、これが乾いた雪につながっています

寒気から離れてくる北陸や東日本の太平洋側では、気温が上がるため雪が溶けやすい。降ってくる雪も溶けかかりのベチャ雪が多いのです。

今回の調査結果と気温分布図を比較してみましょう。



平均気温が氷点下以下のエリアと「ささない」エリア、逆にプラスの気温のエリアと「さす」エリアがほぼ重なります。

雪のイメージが有る北陸や宮城でも傘をさすのも、これで頷けます。

寒気の影響度合いが雪質に影響し、降ってきたときの濡れやすさに影響、それが傘をさす/ささないの人々の判断につながっているということが今回の調査からわかりました。
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