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夕景に舞う「雲の羽衣」出現

マルさん(静岡県富士宮市)
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2018/01/18 11:08 ウェザーニュース

穏やかな空となった日没後、関東や東海では西の空に空を舞う、光り輝く羽衣のような雲がみられました。
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ウェザーリポートを紹介

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愛知県豊橋市の空さん
「何か変わっ雲?」

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kobahiroさん(埼玉県行田市)
「西の空に怪しげな雲❗」

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静岡県田方郡函南町の空さん
「駿河湾上空に見たことがない雲が出現してます⁉️」
これは夜光雲(やこううん)と呼ばれるもので、通常の雨や雪を降らせる雲とは違い、上空約80kmと非常に高いところに見られる特殊な雲です。地球上、最も高いところに発生する雲といわれています。

夜光雲は日が昇る前や日が沈んだ後に見られることが多く、地上付近は暗くても、非常に高いところにあるため、太陽の光を反射して光っているように見えています。

なぜ見えた?

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17時頃、東京から届いたウェザーリポート
今日の関東や東海ではきれいな夕焼けとなったように、スッキリと晴れていたことも、この珍しい雲が見えた要因の一つです。

また夜光雲は、通常は上空高いところの気温差によって発生し、高緯度でしか見られませんが、まれにスペースシャトルなどの排気に含まれるチリや水蒸気によって観測された例もあるそうです。
今日の夕方は、種子島宇宙センター(鹿児島県)でH2Aロケットが打ち上げられ、登っていく過程での排気が夕日に照らされたことで、このレアな雲が、遠く離れた関東や東海で見えたのかもしれません。
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