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オホーツク海冬の風物詩
【流氷見解2017】

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2017/01/12 18:08 ウェザーニュース

流氷は、冬のオホーツク海の風物詩。毎年遠い北の海からやってきて、冬のロマンを届けてくれます。
ウェザーニュースでは海氷を常時監視・予測する専門チーム「グローバルアイスセンター」が今年の流氷見解をお伝えします。

流氷ってどこから来るの!?

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日本にやってくる流氷は、ロシア領のシャンタル諸島付近からやってきます。
11月頃からシャンタル諸島付近で凍り始めます。冬が深まると、海面の凍る面積はどんどん広がり、オホーツク海は最大で80%凍ります。そうして流れ出た氷の一部が、天気や北風などの気象条件によって流され、接近してくるのです。


現在、どこまで流氷がやってきているかというと・・・

最新の流氷見解

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1月10日現在の様子
流氷は1月10日現在、紋別の北東沖90km程まで近づいてきています。
今後は、北日本へ流れ込む寒気の影響で、流氷は徐々に広がり、沿岸に近づいてくる見込みです。
また今冬は、北海道沿岸の海水温が低いため、例年よりも多く流氷が広がりやすくなっています。

各地の流氷見頃予想は以下の通りです。

2017年 流氷みごろ予想

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各地のシーズン予想
 ・稚内:2月下旬~3月上旬
 ・枝幸:2月上旬〜2月下旬
 ・紋別:1月中旬〜3月中旬
 ・常呂:1月中旬〜3月下旬
 ・網走:1月中旬〜3月下旬
 ・ウトロ:1月下旬〜3月下旬
 ・根室:2月中旬〜3月上旬

(おまけ)天気図で接近がわかる!?

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冬の間、接近したり遠ざかったりを繰り返す流氷。どんな日に接近しやすいかは、実は天気図の気圧配置から推測することができます。

流氷は、オホーツク海の海岸には、北風が吹くときに近づき、北西〜西風が吹くときに岸から遠ざかりやすくなります。

北風が吹くのは、低気圧が北海道の南を通過して東の海上に去ったころになります。北西〜西風が吹くのは低気圧が千島列島北部で発達した時です。
週間天気図でこのような気圧配置を見かけたらチャンス。旅計画の参考にしてみてください。
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