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年末年始の登山は
湿った雪に注意を

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2016/12/30 13:46 ウェザーニュース

年越し登山やご来光登山で、年末年始は山へ登られる方も多いと思いますが、天気のリスクも伴うタイミングです。

年末年始の天気傾向

冬型の気圧配置が続き、時々日本海から低気圧が接近・通過します。

この影響で東北や関東北部、アルプス周辺を中心に大雪・猛吹雪の恐れがあります。

さらに、低気圧通過前後の気温の変動が大きく、1,500m前後の山ではかなり湿った雪になることも。さらに低い山では雨になることもありそうです。

雪崩に警戒が必要なほか、通常の冬山装備に加えて、防水対策も必要です。

北日本・北陸・関東北部

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31日(土)も弱い前線が日本海から東北、北陸付近を通過して、周辺の山岳(東北や関東北部、アルプス北中部、北陸が中心)では再び大雪・吹雪の恐れがあります。

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1日(日)は日本海で再び低気圧が発生し、午後から2日(月)朝にかけてと、2日(月)午後から3日(火)は、それぞれ別の低気圧が東北地方から北陸地方を通過。

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1日(日)午後から2日(月)朝と、2日(月)午後から3日(火)は、急激な天気の悪化に警戒が必要。大雪、雷、突風の恐れもあります。

特に北・東日本の山では、元日の午前まで穏やかでも、急変する恐れが大なので、くれぐれも軽装、少ない食料、自分の力量を計算に入れない山行をされないよう、十分にご注意ください。

西日本・東日本太平洋側

西日本は冬型が弱く、顕著な大雪となる可能性は低いものの、中国山地や近畿北部を中心に断続的な雪や吹雪となります。

紀伊山地や四国山地、九州山地への雪雲の流れ込みもありそうです。

東日本太平洋側では、大雪の可能性は低い予想ですが、強風による寒さ(稜線は暴風)や突然の雪・ニワカ雪には注意を。
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