ウェザーニュースが滑走状況を確認しているスキー場のうち、25日現在、220カ所がオープンしていますが、雪不足により延期している所が27カ所あります。

12月に入り、中旬にかけて強い寒気が流れ込んで広い範囲で雪が降りましたが、その後は急激に気温が上昇し、雪の減った所が多いと見られます。

石川県輪島上空1,500m付近の気温の傾向を見ると、10日頃と16日頃に強い寒気が南下。このタイミングで東日本、西日本でも雪の所が多くなりました。
ただ、22日頃には非常に暖かな空気が流れ込み、1,500m上空で10℃以上を観測。

長野県白馬村のスキー場から送られた写真を見ても、18日の段階ではしっかりと雪に覆われているゲレンデが、23日になると一部地面が見えており、急激に積雪が減ったことがわかります。

今夜から明日28日(水)にかけて強い寒気が流れ込み、東日本、西日本の山沿いでも雪になる見込みです。特に西日本では風が集まることによって雲が発達し、まとまった雪の可能性も出てきています。スキー場にとっては恵みの雪になりそうです。