通常の虹は太陽の光が雨に反射する際、雨粒がプリズムの役割を果たして太陽光が分光されるため、七色に見えます。

一方、白虹は太陽の光が霧に反射して見られます。霧の粒は雨粒より細かいため、プリズムのように分光されず、全ての波長（色）の光が同じように散乱されます。このため白く輝くのです。太陽の高さが低い朝や夕方に霧が出ていると、こうした白い虹が見られることがあります。
霧が発生していた福井県ではその霧が晴れつつあるタイミングで日が差し込んで、白虹が現れました。

朝の白虹は晴天のサインです。すでに青空が拡大し、今日は穏やかな晴天に！

白虹の他にも、近畿エリアからは霧が晴れてきて幻想的な雲海が見えたという報告も届ています。
「霧は晴れて雲海が見えます。」

「雲海がとても綺麗です！！」

これは「滝雲」と呼ばれる現象で、山を越えて、山肌に沿って滝のように流れ落ちてくる雲です。

霧が発生した日の朝は、白虹や雲海・滝雲など幻想的な風景に出会えるチャンスも！ぜひ、注目してみてください。