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北日本ほど乾燥!?全国のお肌事情

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2016/12/19 10:00 ウェザーニュース

12月も半分が過ぎて、リップクリームやハンドクリームが手放せない時期に。全国の乾燥事情を調査するため、18日(日)はウェザーニュース会員の皆さんにお肌の乾燥具合を聞いてみました。

お肌の調子は?

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全国85%の方が乾燥

なんと!全体の85%が乾燥している(かさかさ+ガサガサ+パックリ)ようです。しっとりなお肌を保てている方は、わずか15%…。約5人に4人はお肌が乾燥していることが分かりました。

どこほど乾燥しているのか?エリアごとに見てみます↓

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「かさかさ・ガサガサ・バックリ」の回答
全国的にお肌の乾燥を感じている方が多いようですが、そんな中でも北陸~山陰は乾燥が抑えられているようです。逆に、関東北部で乾燥しているようです。

では、もうすこし乾燥度の高い「ガサガサ」「パックリ」で見てみると・・↓

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「ガサガサ・バックリ」の回答
やはり北陸~山陰は回答率が低くなっています。

それよりも気になるのが、岩手をはじめとする北日本エリア。

「おや?」と思う方もいるかもしれませんが、北日本が結構乾燥しているようなんです。

北日本は、冬の間は雪や雨が降りやすく、あまり乾燥するイメージがない方もいるかもしれません。これはどういうことなのでしょうか?

そもそも、お肌が乾燥する条件は?

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お肌の乾燥は、湿度だけが関係しているわけではなく、空気中の水蒸気量風の強さによって大きく左右されます。
※水蒸気量は、気温と湿度で決まります。

このことに注目してみていきます↓

乾燥する条件は揃っていた?

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左:平均水蒸気圧(12月1日~17日)
右:平均風速(12月1日~17日)
12月平均の水蒸気量(水蒸気圧)や風の強さを見たところ、北日本や関東北部は、お肌が乾燥する条件を満たしていました。

【北日本】
水蒸気量(水蒸気圧)が低い+風が強い

寒気の南下によって12月は気温が低くなり、空気中の水蒸気量が少なくなりました。また、発達した低気圧が近くを通過しやすく、風が強くなったことも、お肌の乾燥に影響していそうです。

【関東北部】
水蒸気量(水蒸気圧)が低い

これは、12月の平均湿度が低かったためです。冬型の気圧配置となる日が多く、北西の季節風によるフェーン現象が発生。乾燥した空気が流れこむことで、湿度の低い日が多くなりました。


イメージだけでは分からない、乾燥の理由があるんですね。
ただ、乾燥は気付く前になんとかしたいもの。「湿度」と合わせて「風の強さ」も確認しつつ、なによりクリームなど事前の対策が不可欠です。
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