午前11時過ぎから火山性地震が増加し、山全体が膨張することを示す傾斜の変動も観測されています。気象庁は小規模な噴火が発生する恐れがあるとして、噴火警戒レベルを1から2に引き上げました。
硫黄山から1kmの範囲では火山岩塊と呼ばれるような大きな噴石が飛散、風下側では火山灰や火山礫と呼ばれる小さな噴石などが拡散する恐れがあるため、警戒が必要です。
硫黄山から1kmの範囲では火山岩塊と呼ばれるような大きな噴石が飛散、風下側では火山灰や火山礫と呼ばれる小さな噴石などが拡散する恐れがあるため、警戒が必要です。
霧島山では2011年に新燃岳でマグマ噴火を起こし、大きな影響が発生しました。また、今回の対象となっている硫黄山では西暦1500年から1700年頃に溶岩流を伴うような噴火があったと考えられています。
えびの高原(硫黄山)周辺は12月6日に噴火警戒レベルの運用を始めたばかりで、今回の火山性地震の増加を受けて早速レベルの引き上げが行われたことになります。
えびの高原(硫黄山)周辺は12月6日に噴火警戒レベルの運用を始めたばかりで、今回の火山性地震の増加を受けて早速レベルの引き上げが行われたことになります。