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【11月の印象は?】北ほど寒く、南ほど暖かい

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2016/12/01 09:56 ウェザーニュース

11月最終日は全国のウェザーニュース会員の皆さんに11月の天気的な印象を「寒かった」、「暖かかった」、「雨雪が多かった」、「雨雪が少なかった」の4択でお聞きしました。

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エリア毎に見ていくと、北のエリアほど「寒かった」が多く、南のエリアほど「暖かかった」が多い傾向となっています。

また、雨雪に注目すると、北海道や関東甲信は他のエリアよりも「雨雪が多かった」と感じているようです。

この結果を都道府県毎に回答率が多いもので色分けしました。

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回答率が一番多いもので色分け

北ほど寒く、南ほど暖かい

マップで見ると一目瞭然。「寒かった」と「暖かかった」が北のエリアと南のエリアではっきり分かれました。

では実際どうだったのでしょうか?気温と降水量の観測データで振り返っていきます。

気温を振り返り

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11月は、日本付近を度々低気圧が通過。低気圧が通過した後は、北から寒気が流れ込み、北日本は寒い日が多くなりました。

特に23日の札幌…

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11月としては珍しく最高気温でも氷点下というビックリする寒さ!「極寒」報告は40%を越えました。

一方、西日本(南ほど)は寒気の影響が少なめに。低気圧が引き込む暖気の影響も受けやすく、気温は平年よりも高めとなりました。

降水量を振り返り

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北海道・東日本・九州で多い傾向

11月は、低気圧が北海道や西・東日本付近を通過することが多く、北海道・東日本・九州では降水量が多めの1ヶ月となりました。

近畿周辺は、低気圧のとったコース+地形的な影響により、大量に雨が降る日は少なかったようです。

関東・静岡で多くなった要因は南の海上で発生した低気圧。この低気圧が通過するパターンにより降水量が増加しました。

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東日本南岸を通過する低気圧
24日は寒気の影響もあり、関東では珍しく11月に本格的な雪が降りました。
※このパターンでは西日本や北陸の降水量はそれほど多くはなりません。

北海道で多くなった要因は、北から流れ込む強い寒気
流れ込む寒気と内陸の冷気の影響で、局地的に雪雲が発達。札幌で積雪20cm超、11月上旬としては21年ぶりの大雪となりました。

体感はデータからも皆さんの回答通り、北ほど寒く南ほど暖かくなりました。また降水量に関しては北海道・東日本・九州で多い11月だったようです。
今年も残すところあと1ヶ月。12月もどんな天気になるか注目ですね。
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