facebook line twitter mail

本当に降るの?首都圏大雪
予想が外れるパターンとは

top

2016/11/23 23:00 ウェザーニュース

24日(木)は関東の広い範囲で雪となり、東京都心では11月として史上初となる積雪の可能性が高まっています。ただ、こうした関東の大雪は非常に予報が難しく、しばしば大きく外れるケースがあります。

2013年2月6日のケース

2013年2月6日、この日は本州の南岸を低気圧が通過。関東地方で大雪となる典型的なパターンと見られました。気象庁では前日から「大雪に関する関東甲信地方気象情報」を発表。雪への注意喚起を行っていました。

6日18時までの24時間に予想される降雪量は、甲信地方、関東地方北部山沿いで30cm、関東地方北部平野部20cm、関東地方南部平野部10cmと、関東の広範囲で大雪になると見られていました。

また、ウェザーニュースでも埼玉以北で道路にドッサリ(積雪10~20cm)積もるレベルとの見解をまとめていた。

↓その時のウェザーニュースが出していた積雪予想

box1
しかし、実際は東京、横浜で降雪なし、熊谷で2cm、前橋で4cmなど、当初の予報を大きく下回りました。

どうして外れた?
雪と雨を分けたポイント

box2
当時のウェザーリポートより「小雨になってきた!」
雪と雨を分けたポイントは降水の強さ。前日段階での低気圧の予想位置と、実際の位置は変わらなかったが、北に広がる雨雲が予想ほど強りませんでした。
降水が予想よりも弱かった分だけ、地上の気温を下げる効果が薄れ、東京都心では雪が積もるレベルの1℃まで下がらずに経過。ほとんど積もることがなかったのです。

このように、わずかな予測の誤差で関東の雪は大きく外れるケースがあります。

実況天気の報告で精度があがる

box3
ウェザーニュースでは、予報の専門家による予測モデルの解析に加え、独自インフラやサポーターと呼んでいる会員からの天気、気温などの報告から適宜修正を行い、最善の予測を組み立てている。また、これまでのサポーター報告を予測のロジックに組み込むことで、雪の予測精度向上にも努めています。
  • お天気トピックス
    もっと見る

  • Twitterで
    最新情報つぶやき中!
    「この空あの人にも見せたいな…」そんな想いを共感・共有しながら”みんなで作る天気予報”をモットーにお届けしています。 天気・台風・地震・津波などの防災情報や、星空情報・季節の便り等もお楽しみに♪
  • 公式SNSアカウント
  • アナタのスマホに