鳥取県中部を震源とした地震はさらに少なくなり、最近一週間では19回で震度3を超える揺れは感じていません。
近いエリアでの別の地震の発生は否定できないものの、余震活動としては収まってきていると考えられます。

今週、震度3を観測した地震は10月31日の新潟県中越地方、11月2日の福島県沖、秋田県内陸南部の3回です。
いずれもマグニチュードは5に達しておらず、大きな影響の出る地震ではありませんでした。

新潟県中越地方で発生した地震は、2011年3月12日に長野県栄村で震度6弱を観測した地震に近い震源でした。
その後、地震活動が活発になることはありませんでしたが、気になる地震です。

世界的に見ても、大きな地震はあまり発生してません。

アメリカ地質調査所の観測によるM6以上の地震は、11月5日にチリで発生したM6.4の地震のみです。
度々大地震を起こしているチリ周辺ですが、今回の地震は津波を伴うような規模にはなっていません。

また、少し気になるのがアメリカ内陸部の地震。オクラホマ州でM4.5の地震が発生しました。
このエリアは、知られている断層などはなく、地震の起こりにくいエリアでした。しかし近年、シェールガスなどの掘削による人為的な地震が増えていると見られています。今回も同様の地震と考えられます。

アメリカ地質調査所はこの周辺の地震の危険度が、カリフォルニア州と同レベルと見て、注意を呼びかけています。