鳥取県中部を震源とした地震は25日(火)以降、回数の少ない状況が続いています。震度1以上の地震は10回／日前後で比較的落ち着いた状態です。
ただ、29日(土)13時14分にM4.4、最大震度4を観測する地震が発生。全体の数が減っていても油断は出来ません。
鳥取周辺は、過去には間隔を置いてM6～7クラスの地震が複数回発生したこともあるため、揺れへの備えはしっかりとしておく必要があります。

8月に地震で大きな被害が出たイタリア中部で、26日(水)にまた強い地震が発生しました。アメリカ地質調査所に解析によるマグニチュードは6.1、この地震の2時間前にもM5.5の地震が発生しており、これらの揺れによって新たな被害も報告されています。

一般に大きな地震の後はその周辺で余震活動が続き、時間とともに落ち着いてくることが多いですが、熊本地震のように後になってより強い地震が発生したり、過去の鳥取や今年のイタリアのように間隔を置いて同じような規模の地震が起きるケースもあります。地震活動は例え同じエリアであったとしても地震毎に異なり、その後の活動について予測することは非常に困難です。
いつ地震が発生しても問題ないように、揺れで建物にダメージが出たような場合は、出来るだけ早めにチェックをし、対策も済ませるようにしましょう。