facebook line twitter mail

1分でわかる天気のコトバ〜低気圧〜

動画でも解説!
top

2016/11/13 01:53 ウェザーニュース

普段よく聞くお天気の言葉や用語を1分でわかるように解説します!シリーズ第2回は「低気圧」です!

高気圧と低気圧の違いは?

box0
低気圧とは?

何と比べて気圧が低い?

高気圧は周りと比べて気圧が高い所のことを言いますが、低気圧はその反対で、相対的に見て周りと比べて気圧が低い所のことを言います。なので、こちらも◯◯hPa(ヘクトパスカル)以下になったから低気圧という定義はありません。

低気圧がくると天気が悪くなる?

box1

低気圧の仕組みが原因

高気圧に覆われている所では下降気流が発生していて雲が発生しにくくなっているという点を前回お伝えしました。

一方低気圧では、空気が地上から上空に移動する上昇気流が発生しています。この上昇気流が発生する低気圧は雲が発生しやすい状態です。

上昇気流が強いほど雲は発達し、激しい雨や雷雨になったりします。

上昇気流はなぜ起こる?

box2

空気が流れる=風が吹く

空気は水と同じように、気圧が高い所から低い所に流れる性質があります。「空気が流れる」というのは、「風が吹く」ということ。すなわち、高気圧から低気圧に向かって風が吹いているわけです。

低気圧は中心ほど気圧が低いですから、その中心に向かって四方八方から風が吹いてきます。

中心でぶつかった風は、地面や海面にもぐることはできないので、上空に向かうしかありません。こうして上昇気流が生まれます。

ちなみに、上がった空気は今度は上空で高気圧に向かい、下降気流となって、また地上に下りてくることになります。

空気は地上と上空を行ったり来たりしているんです。

今回は低気圧の仕組みについて解説してみました。天気予報で天気図が出てきたら、なんとなく天気の傾向がわかりそうですね。そういった所にも注目して天気予報を見てみて下さい♪

▼動画でも解説(縦型動画)

(再生時間 01:20)

ウェザーニュースキャスター江川清音
  • お天気トピックス
    もっと見る

  • Twitterで
    最新情報つぶやき中!
    「この空あの人にも見せたいな…」そんな想いを共感・共有しながら”みんなで作る天気予報”をモットーにお届けしています。 天気・台風・地震・津波などの防災情報や、星空情報・季節の便り等もお楽しみに♪
  • 公式SNSアカウント
  • アナタのスマホに