実はこの写真の中に、6種類の虹色現象が収められています。
下部ラテラルアークや幻日環などはめったに見られず、大変貴重です。

・【ハロ】…太陽の周りにできる輪状のもの
・【タンジェントアーク】…太陽の下と上に見られ、ハロに外接した形であらわれます。
・【幻日】…太陽の横で輝くもの
※幻日は、もう一つ太陽があるように見えることからそう呼ばれています。

これらの虹色現象は、雲の中にある氷の粒に太陽の光が屈折した時に現れます。
氷の結晶でできたうす～い雲が太陽にかかった時に見えるわけですが、この薄い雲は前線や低気圧が近づく時に現れることが多く、虹色現象を見ると「天気は下り坂」のサインとも言われます。
現れた後は、半日～１日後に雨が降り出すことが多いのです。

実際に今日の北海道は天気が下り坂。明日は雨が降ってくる予報です。

↓函館からは動画が届きました↓

もし、虹色現象を見かけたら、それがどんな名前の現象なのか、照らし合わせて見てみてください。

（※注意：太陽を直視すると目を痛めますので、隠しながら探すなど十分ご留意ください。）