きれいに整列した雲
正体は山岳波に伴う波状雲
「キレイな雲が出ています。」
千葉県のウェザーニュース会員から届いたのは、きれいに並んだ、まるでスティックパンのような雲のリポート。
この雲は『山岳波』と呼ばれる空気の流れに伴ってできる雲です。
千葉県のウェザーニュース会員から届いたのは、きれいに並んだ、まるでスティックパンのような雲のリポート。
この雲は『山岳波』と呼ばれる空気の流れに伴ってできる雲です。
強い風が山を越えて吹いているときに、山の風下に、上下に波を打つような空気の流れができます。
この波打つ空気の流れの波頭(空気の流れの山になっている部分)に雲ができ、空気の波の下側(低いところ)では、雲が消えています。これが、山岳派の雲の特徴。
上のリポート写真のように、山の風下に列をなして雲ができるのです。
実際に、関東の上空2,000m付近では、午後になって西風が強まってきています。この風が関東山地にぶつかることで、この雲が現れたものと考えられます。
▼衛星画像と比較
この波打つ空気の流れの波頭(空気の流れの山になっている部分)に雲ができ、空気の波の下側(低いところ)では、雲が消えています。これが、山岳派の雲の特徴。
上のリポート写真のように、山の風下に列をなして雲ができるのです。
実際に、関東の上空2,000m付近では、午後になって西風が強まってきています。この風が関東山地にぶつかることで、この雲が現れたものと考えられます。
▼衛星画像と比較
衛星画像をみても、ナミナミとした雲がよくわかりますねΣ(@_@)
渦をまくような巨大雲
正体はつるし雲
「つるし雲のようなものが みられます。風が強そうですが 位置を変えずに留まっています」
岩手県のウェザーニュース会員からは、ろくろのような巨大雲のリポートが到着。
この雲の正体は『つるし雲』です。
岩手県のウェザーニュース会員からは、ろくろのような巨大雲のリポートが到着。
この雲の正体は『つるし雲』です。
つるし雲やレンズ雲は、山を越えた風が波打ってできた雲です。こちらも波状雲と同様に、上空の風が強い時に山の風下にできます。
(つるし雲は何層にも雲が重なって形成されますが、層が少なく、お皿の用に見える雲はレンズ雲と呼ばれます。)
これらの雲は、風が波打つ波頭の所で発生と消滅を繰り返しています。見た目には同じ雲がその場に留まっているように見えますが、実は違うのです。
(つるし雲は何層にも雲が重なって形成されますが、層が少なく、お皿の用に見える雲はレンズ雲と呼ばれます。)
これらの雲は、風が波打つ波頭の所で発生と消滅を繰り返しています。見た目には同じ雲がその場に留まっているように見えますが、実は違うのです。
虹色の雲!?
正体は彩雲
「なみなみ雲が虹色に…お昼間に見えました。」
神奈川県のウェザーニュース会員から届いたのは虹色の雲!
こちらは雲ではなく、虹色現象の一つで『彩雲』と呼ばれます。
薄い雲が広がったとき、雲の中の水滴によって曲げられた太陽の光線が干渉しあうことで見られます。
今日はちょっと変わった雲のリポートがたくさん寄せられました(^^)
風が強い日や薄雲が広がった日などは、いつもと違った雲が出現していないかどうか、空を見上げてみてください♪
神奈川県のウェザーニュース会員から届いたのは虹色の雲!
こちらは雲ではなく、虹色現象の一つで『彩雲』と呼ばれます。
薄い雲が広がったとき、雲の中の水滴によって曲げられた太陽の光線が干渉しあうことで見られます。
今日はちょっと変わった雲のリポートがたくさん寄せられました(^^)
風が強い日や薄雲が広がった日などは、いつもと違った雲が出現していないかどうか、空を見上げてみてください♪