吊るし雲ができる仕組み
吊るし雲は強い風が富士山など山を越えた時に波打つことで発生します。
雲の層が1つだと「レンズ雲」とも呼ばれますが、動画のように何層にも重なってできる雲は「吊るし雲」と呼ばれます。
雲の層が1つだと「レンズ雲」とも呼ばれますが、動画のように何層にも重なってできる雲は「吊るし雲」と呼ばれます。
2つの特徴
その大きな特徴は独特な形。強い風で雲の粒が流されることで、表面が非常に滑らかに見えます。
もう一つの特徴はその動き。ほかの雲が風に流されているのに対し、吊るし雲は動きません。山を越えた風の波の位置が動かないため、雲の発生位置も変わらないのです。
もう一つの特徴はその動き。ほかの雲が風に流されているのに対し、吊るし雲は動きません。山を越えた風の波の位置が動かないため、雲の発生位置も変わらないのです。
昨日8日(土)は、前線の南下に伴って富士山周辺でお昼前から風が強まりました。南から湿った空気が流れ込んだこともあり、富士山頂には笠雲、風下側では吊るし雲やレンズ雲が出現しました。
こちらは吊るし雲とソフトクリームの2ショットウェザーリポート。
うずまきっぷりはどちらも負けていないかも!?
うずまきっぷりはどちらも負けていないかも!?
天気下り坂のサイン
こうした雲の出現は上空が湿ってきている証拠にもなります。
9日(日)になり前線はさらに南下し、富士山周辺は雨に…。吊るし雲は、典型的な天気下り坂のサインでもあるのです。
9日(日)になり前線はさらに南下し、富士山周辺は雨に…。吊るし雲は、典型的な天気下り坂のサインでもあるのです。