エリア別の印象は?
基本的には「(緑)暑かった」という回答が多くなりましたが、特に東海〜九州では「(緑)暑かった」が七・八割とダントツになっています。
やっぱり暑かった?
▼この8月に観測史上1位を記録(一部)
横浜(神奈川) 37.4℃ 9日
新宮(和歌山) 38.4℃ 22日
宇部(山口) 37.0℃ 20日
大牟田(福岡) 37.5℃ 11日
島原(長崎) 37.8℃ 11日
鹿児島(鹿児島) 37.4℃ 22日
それもそのはず。2016年8月は、全国的に平年並みか平年よりもやや高い気温。特に東海~九州では記録的な暑さとなった所もありました。
暑さの原因は…高気圧
(1)太平洋高気圧が弱かった
太平洋高気圧の日本への張り出しが弱かったため、北・東日本でいつもの年より暑さが控えめとなりました。
(2)チベット高気圧が強かった
インドネシア付近・フィリピン付近の対流が活発になり、チベット高気圧が強まって中国大陸から西日本を覆ったため、西日本・東海を中心に猛暑となりました。
太平洋高気圧の日本への張り出しが弱かったため、北・東日本でいつもの年より暑さが控えめとなりました。
(2)チベット高気圧が強かった
インドネシア付近・フィリピン付近の対流が活発になり、チベット高気圧が強まって中国大陸から西日本を覆ったため、西日本・東海を中心に猛暑となりました。
では、東・北日本は?
もう一度、エリア別の回答を見てみると、関東甲信〜北日本は「(青)雨が多かった」の割合が高いことが分かります。
ゲリラ雷雨&台風
(1)北・東日本中心にゲリラ雷雨で幕開け
北海道や東北、長野県内で記録的短時間大雨情報が発表されるほど激しい雨になりました。
また、埼玉県川越市で落雷事故が発生、長野県岡谷市でも雷雨による土砂災害が発生しました。
(2)お盆休みはゲリラ雷雨も一休み
西からの高気圧が強まったことにより、お盆休み前半はゲリラ雷雨も一休み。暑さはあったものの、休みを満喫できる天気になりました。
(3)お盆後半からは台風の波状攻撃
南海上で発生した台風が、高気圧の縁に沿って北上。特に、6号、7号、9号、11号が次々に接近・上陸し、そのうち7号・9号・11号の3つは1週間のうちに上陸しました。
北海道や東北、長野県内で記録的短時間大雨情報が発表されるほど激しい雨になりました。
また、埼玉県川越市で落雷事故が発生、長野県岡谷市でも雷雨による土砂災害が発生しました。
(2)お盆休みはゲリラ雷雨も一休み
西からの高気圧が強まったことにより、お盆休み前半はゲリラ雷雨も一休み。暑さはあったものの、休みを満喫できる天気になりました。
(3)お盆後半からは台風の波状攻撃
南海上で発生した台風が、高気圧の縁に沿って北上。特に、6号、7号、9号、11号が次々に接近・上陸し、そのうち7号・9号・11号の3つは1週間のうちに上陸しました。
高気圧の位置(上図)があまり変わらなかったため、台風が同じようなコースを次々に通過。また、台風通過直後には、湿った空気の影響でゲリラ雷雨に襲われることも。
北海道では河川氾濫、関東でも浸水や交通機関の大幅な乱れなど、大きな影響を及ぼしました。
(4)台風で締めくくり
8月最終週には台風10号が東北に上陸。「台風からの暖かく湿った空気」と「西日本の寒冷渦からの冷たい空気」の境にできた前線による雨雲の影響で、中四国は大雨に。その後、近畿以西にも雨をもたらすことになりました。
北海道では河川氾濫、関東でも浸水や交通機関の大幅な乱れなど、大きな影響を及ぼしました。
(4)台風で締めくくり
8月最終週には台風10号が東北に上陸。「台風からの暖かく湿った空気」と「西日本の寒冷渦からの冷たい空気」の境にできた前線による雨雲の影響で、中四国は大雨に。その後、近畿以西にも雨をもたらすことになりました。