台風発生場所の傾向は?

類似年の台風発生場所
1998年の台風発生傾向を分析すると、
■1号~3号(7月上旬~8月上旬)
フィリピン周辺で発生
■4号~8号(8月下旬~9月下旬)
日本の南の比較的高緯度で発生
■9号以降(9月下旬以降)
再び南西に移り、フィリピンの東海上から南シナ海で発生
と、期間ごとに発生エリアがフィリピン周辺→日本の南→フィリピン周辺と移っています。一方、今年は…
■1号~3号(7月上旬~8月上旬)
フィリピン周辺で発生
■4号~8号(8月下旬~9月下旬)
日本の南の比較的高緯度で発生
■9号以降(9月下旬以降)
再び南西に移り、フィリピンの東海上から南シナ海で発生
と、期間ごとに発生エリアがフィリピン周辺→日本の南→フィリピン周辺と移っています。一方、今年は…

■1号、3号、4号(7月上旬~7月下旬)
フィリピン周辺で発生
※2号は日本の南東で発生
■5号~6号
日本の南東で発生
と、はじめはフィリピン周辺、その後は日本の南付近と1998年と2016年の発生場所に類似傾向が見られます。
1998年は日本の南での発生パターンはおよそ1ヶ月間続きました。
今年も8月中は日本の南で台風の発生しやすい状態が続く可能性があります。
台風の発生後、日本に接近するコースになるのでしょうか?
フィリピン周辺で発生
※2号は日本の南東で発生
■5号~6号
日本の南東で発生
と、はじめはフィリピン周辺、その後は日本の南付近と1998年と2016年の発生場所に類似傾向が見られます。
1998年は日本の南での発生パターンはおよそ1ヶ月間続きました。
今年も8月中は日本の南で台風の発生しやすい状態が続く可能性があります。
台風の発生後、日本に接近するコースになるのでしょうか?
台風の進路の傾向は?

7月は中国方面または日本の東へ
7月は日本の東に太平洋高気圧、フィリピンの東にもう一つ高気圧と、2つに分かれるような形になっていました。
台風は高気圧のまわりを時計回りに進むため、1号、3号、4号がフィリピンの東にある高気圧のまわりで発生した後は中国大陸方面へ。
2号が太平洋高気圧のまわりで発生し、日本の東の海上へ進みました。
台風は高気圧のまわりを時計回りに進むため、1号、3号、4号がフィリピンの東にある高気圧のまわりで発生した後は中国大陸方面へ。
2号が太平洋高気圧のまわりで発生し、日本の東の海上へ進みました。

8月は日本の東海上へ
フィリピンの東にあった高気圧が消滅。太平洋高気圧の周辺を吹く東よりの風と、南西モンスーンと呼ばれる、南西から吹き続ける風によって、台風が発生しやすい低圧部(モンスーントラフ)が広大な範囲で形成されました。このエリアで台風5号、6号が発生しています。
太平洋高気圧の位置が7月と大きく変わっていないため、日本の東の海上へ進みやすい状況が続いています。
ただ、高気圧の勢力次第では、より日本に近づく恐れもあります。
太平洋高気圧の位置が7月と大きく変わっていないため、日本の東の海上へ進みやすい状況が続いています。
ただ、高気圧の勢力次第では、より日本に近づく恐れもあります。

9月は再び中国方面へ
9月以降はラニーニャ現象となる影響で、太平洋高気圧が勢力を強め、西へ拡大する見込みです。
これにより、台風発生場所は再びフィリピン周辺から南シナ海付近に移ってくる可能性があり、進路は中国大陸方面へ向かうパターンに変化します。
この場合、台風は中国大陸方面へ進むコースとなります。
ただ、高気圧が弱まるタイミングで台風が発生すると、日本に向かうこともあるため油断は禁物です。
これにより、台風発生場所は再びフィリピン周辺から南シナ海付近に移ってくる可能性があり、進路は中国大陸方面へ向かうパターンに変化します。
この場合、台風は中国大陸方面へ進むコースとなります。
ただ、高気圧が弱まるタイミングで台風が発生すると、日本に向かうこともあるため油断は禁物です。