東日本大震災調査
調査結果
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【2】津波情報を受けての行動
Q.津波情報を受けてから、どのような行動を取りましたか?
回答結果から、津波情報を受けてから、海に近かった人・遠かった人、また被災地でどのような行動をとっていたのかをまとめました。
【全国】
津波の心配がされる中、海岸近くにいた55%の人が退避行動に移れず
“日常と変わりなく行動”または、“何もしなかった”、“発表されていた事を知らなかった”、“わからずひとまず待機”と回答した人を合わせると55%になり、半数以上の人が海の近くにいても退避行動に移ることが出来ていなかった可能性があることがわかりました。また、甚大な被害をもたらした今回の津波に対し、
“発表されている事を知らなかった”との回答が8%
にのぼり、情報伝達の課題が見える結果になりました。
【被災地】
津波による被害が多く発生したエリアでは、33%の人が退避行動に移れず
“日常と変わりなく行動”または、“何もしなかった”、“発表されていた事を知らなかった”、“わからずひとまず待機”と回答した人を合わせると33%になり、被災地でも3人に1人は退避行動に移れていなかったことがわかりました。また、被災地では13%の人が“発表されていた事を知らなかった”と回答しており、全国結果よりもさらに高い割合になりました。停電や通信状況が悪くなることが想定される被災地においても、情報伝達手段について課題が見える結果になりました。