2012年夏の振り返り

2012年夏の振り返り
台風は沖縄集中攻撃

今年発生した台風の数は15個。そのうち9個が沖縄・奄美周辺に接近通過しました。

台風

沖縄・奄美に台風続々
15個中9個が接近・通過
台風のコースと太平洋高気圧のチカラ

台風が沖縄・奄美を通りやすかったのは、これも太平洋高気圧の勢力が強かったため。本州では高気圧にしっかりと覆われ、台風からは守られたものの厳しい暑さになっていました。その一方で、沖縄は高気圧に守られることなく、台風の通り道となってしまいました。

台風

この夏に沖縄・奄美周辺に接近した台風は9個。いつもの年では4~5個程なので、数字から見ても多いことが分かります。これは、台風が、いつもの年よりも日本に近い位置で発生し、勢力の強い高気圧の縁をまわって西へ移動していたため。このため、沖縄に度々台風が接近することとなりました。

秋見解と今後の台風見解

■9月中旬まで猛烈残暑

9月中旬までは厳しい暑さが続きますが、下旬には太平洋高気圧がすっかり弱まり、秋雨前線の季節に。9月下旬~10月上旬は、秋雨前線の影響を受けて、雨が降りやすくなります。最初は厳しい残暑ですが、気温は次第に平年並みになっていきそうです。

■台風は10~12個、 本州上陸は2個前後

台風の発生数は現在はやや多い傾向ですが、今後は平年並の発生となり、発生数は10~12個程度となる見通し。また、そのうち、今後本州へ接近・上陸するのは2個前後となる予想です。台風が本州に接近しやすくなるのは、9月中旬以降。ゲリラ雷雨の後は台風シーズンの到来です。