2012年夏の振り返り
今年の夏は全国的にゲリラ雷雨は昨年より少ない傾向になっています。
全国のゲリラ雷雨防衛隊と追った内容から今年のゲリラ雷雨発生の回数を県毎に分析しました。
凡例:回
1位 | 大阪府 | 130 |
2位 | 愛知県 | 107 |
3位 | 長野県 | 92 |
4位 | 福岡県 | 87 |
5位 | 岐阜県 | 86 |
6位 | 京都府 | 67 |
7位 | 兵庫県 | 62 |
8位 | 熊本県 | 58 |
9位 | 静岡県 | 52 |
10位 | 栃木県 | 51 |
■京阪神でゲリラ発生数多い
一番発生回数が多いのは大阪府、次いで愛知県、長野県となっています。特に、「この夏の特徴は?」の質問で約3割の人が「雷」と回答した近畿では、発生数が多くなっています。
8月後半になると、東・北日本に高気圧の中心が移ったため、湿った空気が流れ込みやすかった近畿エリアでは雨雲が発生しやすく、特に風が集まって雲が発達しやすかった京阪神エリアで、ゲリラ雷雨の発生数が多くなったのです。
一方、西日本太平洋側は雨が降る日は多かったものの、断続的に降ることが多かったため、ゲリラ雷雨の発生数は少なくなりました。ただ、山沿いで発生した雲が流れ込むことが多かった福岡県は、ゲリラ雷雨発生数が多くなっています。また、山沿い中心にゲリラ雷雨が発生することが多かったため、岐阜県や長野県ではゲリラ雷雨が多い傾向になりました。
■関東~東北でゲリラ少なめ
高気圧が強い状態が続いた関東~東北エリアでは、ゲリラ雷雨の発生は少なめとなっています。
今年の夏は9月になっても衰えを見せないようです。夏が長引く分、ゲリラ雷雨シーズンも続きます。
ゲリラ雷雨防衛隊員と一緒に、被害に遭わないよう、空の変化に注目していきましょう。