花粉プロジェクト2016
花粉シーズン中間発表
【2016.4.8 発表】
1月19日から本格的にスタートした今年の花粉プロジェクト。
みなさんの症状報告や、花粉観測機「ポールンロボ」で計測された花粉量をもとに、今シーズン前半戦の飛散状況をまとめました。花粉シーズン後半戦の対策にお役立てください。
暖冬による2つの影響
広いエリアで花粉シーズンは5月上旬まで
1.暖かさに誘われて…一部で早めに飛び始め
この冬は12月〜1月上旬に平年よりも暖かい日が多く、暖冬傾向となりました。 この暖かさに誘われ、少量のスギ花粉が昨年よりも早い時期から飛散。 例年には症状報告が届かない1月上旬に、関東や近畿などの非常に敏感な花粉症の方から「花粉を感じた」という報告が届き始めました。
2.暖かさは休眠打破を妨げる!シーズン開始は例年通りに
花粉の雄花は、12月や1月の寒さで休眠から目覚め、1月下旬や2月上旬の暖かくなったタイミングで一気に飛散します。 ほとんどの雄花は暖冬で逆に休眠打破できず、1月下旬の強い寒波でようやく目覚めることに。 その結果、一部の花粉の飛び始めは例年より早かったもののその数はなかなか増えず、花粉シーズン開始は平年並となりました。
3.今後の花粉飛散予想
スギ・ヒノキ花粉の飛散が終わる時期は、九州北部と四国では4月下旬、その他の多くの地域では5月上旬になる予想。
今シーズンの総飛散量は、東日本を中心に昨年より少ない傾向ですが、
近畿・中国・四国・九州南部では昨年並、九州北部では昨年の約1.5倍となる予想です。
エリア毎の詳しい解説
エリアごとの解説やみんなの症状報告を参考に、花粉シーズン後半戦を乗り切ろう!