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紅葉 Ch.

今年の紅葉解説

北海道の山は異例の早さ
東日本の山も早い見頃に

北海道の山はすでに色づき開始
ここ数年に比べて早めの見頃

8月末に流れ込んだ強い寒気の影響で、北海道の標高の高い山では紅葉の時期が早まり、大雪山ではすでに見頃を迎えているところがあります。また、9月以降の気温が平年並みになる予想で、ここ数年に比べると気温の低下が早まります。そのため今年の秋は、訪れが早く感じられ、特に山ではやや早い色づきとなりそうです。

色づきの鮮やかさは日照と台風次第

葉の色づきに関しては、天気が周期変化して10月後半から秋晴れとなる日が多くなるため、鮮やかな葉の色づきが期待出来そうです。ただ、9月は低気圧や前線の影響でぐずついた天気が続いて日照時間が少なくなる可能性があるため、標高が高い山では色付きの良さが心配されます。今後台風が接近・上陸をした場合には、沿岸地域では塩害の影響を受けて葉が枯れてしまったり、その他の地域でも風で葉が傷ついて鮮やかさが劣ってしまう可能性もあります。

地域別の紅葉見頃傾向

■北海道
北海道は、山の色づきが平年よりも異常に早まっており、大雪山では既に見頃を迎えている場所があります。また今後も、標高が低い地域ほど、色付く時期は平年に近いと予想されます。また、色づきに関しては、8月の日照が確保されたことや、今後も秋らしい晴天と冷え込みが見込めるため、鮮やかな色づきが期待出来ます。
■東北
東北エリアは、多くのエリアで平年並みの時期に見頃となりそうです。ただ、ここ数年に比べると、今年は秋の訪れが早く、山ではやや早く色づきが進みそうです。色づきに関しては、今後は次第に秋らしく冷え込む日が多くなる予想から、鮮やかな紅葉が期待出来そうです。ただ、9月は低気圧や前線の影響でぐずついた天気が続いて日照時間が少なくなる可能性があるため、蔵王など紅葉が早い山では色づきの悪さが心配されます。
■関東
関東エリアは今年は秋の訪れが早くなっています。そのため、谷川岳など標高が高い山ではここ数年に比べると色づきがやや早く感じそうです。 葉の色づきに関しては、天気が周期変化して10月後半から秋晴れとなる日が多くなるため、鮮やかな葉の色づきが期待出来そうです。ただ、9月は低気圧や前線の影響でぐずついた天気が続いて日照時間が少なくなる可能性があるため、標高が高い山では色づきの良さが心配されます。さらに、今後台風が接近・上陸をした場合には、葉が傷つき鮮やかさが劣ってしまう可能性があります。
■中部
中部エリアは、今年は秋の訪れが早くなっています。そのため、気温の低下が早く、立山など標高が高い山ではここ数年に比べると色付きがやや早くなる可能性があります。葉の色づきに関しては、10月後半から秋晴れの日が増える予想で、夏の日照時間が少なかった東海や北陸エリアでも、日照不足の状況は秋には解消し、鮮やかな色づきが期待出来そうです。ただ、9月は日照時間が少なくなる可能性があるため、標高が高い山では色づきの良さが心配されます。さらに、今後台風が接近・上陸をした場合には、葉が傷つき鮮やかさが劣ってしまう可能性があります。
■近畿
近畿エリアは、9月以降は平年並みの気温で、見頃日も平年並みとなる見込みです。高野山など標高が高い山では10月終わり頃から、11月頃からは市街地でも見頃を迎える予想です。葉の色づきに関しては、今年の夏は平年よりも少ない日照時間となりましたが、秋の天気は平年通り周期変化して色付きに必要な日照や雨、寒暖差があると予想されます。そのため、大体平年並みの鮮やかさになる見込みです。ただ、今後台風が接近・上陸をした場合には、葉が傷つき鮮やかさが劣ってしまう可能性があります。
■中国
中国エリアは、9月以降は平年並みの気温で、見頃日も平年並みとなる見込みです。大山などの山沿いでは10月終わり頃から、市街地では11月頃から見頃を迎える予想です。葉の色づきに関しては、今年の夏は山陽ほど平年よりも少ない日照時間となりましたが、秋の天気は平年通り周期変化して色づきに必要な日照や雨、寒暖差があると予想されます。そのため、大体平年並みの鮮やかさになる見込みです。ただ、今後台風が接近・上陸をした場合には、葉が傷つき鮮やかさが劣ってしまう可能性があります。
■四国
四国エリアは、9月以降は平年並みの気温で、見頃日も平年並みとなる見込みです。石鎚山などの標高が高い山では10月頃から、市街地では11月頃から見頃を迎える見込みです。葉の色づきに関しては、今年の夏は山陽ほど平年よりも少ない日照時間となりましたが、秋の天気は平年通り周期変化して色づきに必要な日照や雨、寒暖差があると予想されます。そのため、大体平年並みの鮮やかさになる見込みです。ただ、9月は日照時間が少なくなる可能性があるため、石鎚山など色付きが早い標高が高い山では色付きの悪さが心配されます。また、今後台風が接近・上陸をした場合には、葉が傷つき鮮やかさが劣ってしまう可能性があります。
■九州
九州エリアは、9月以降に気温が例年並みになる予想です。そのため、色づきの時期も平年並みとなり、下城の大イチョウなどの山沿いでは10月下旬頃から、市街地では11月頃から見頃を迎える予想です。葉の色づきに関しては、今年の夏は山陽ほど平年よりも少ない日照時間となりましたが、秋の天気は平年通り周期変化して色づきに必要な日照や雨、寒暖差があると予想されます。そのため、大体平年並みの鮮やかさになる見込みです。ただ、今後台風が接近・上陸をした場合には、葉が傷つき鮮やかさが劣ってしまう可能性があります。

錦に染まる日本の風景
今年も紅葉狩りに出かけよう

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