ゲリラ雷雨発生傾向

ゲリラ雷雨発生傾向

解説

2011年は太平洋高気圧が強弱を繰り 返し、勢力が弱い時期に発生回数が 増加。今年も、昨年と同じように太平洋 高気圧は強弱があり、勢力が弱まる お盆前後は全国的にゲリラ雷雨が発生 しやすくなりそうです。この夏の発生回 数は、昨年と同じかやや多くなる予想です。

太平洋高気圧は、8月上旬から段々と弱まり、ゲリラ雷雨が発生しやすくなってきます。8月中旬になると上空には寒気が流れ込むため、全国的に大規模なゲリラ雷雨が発生する可能性があります。お盆休み前後がゲリラ雷雨のピークとなり、市街地でも雷雨が多くなる予想なので、帰省や旅行などは突然の雨に注意が必要です。特に海や山のレジャーは急激な天気の変化に注意して下さい。 8月下旬~9月上旬は太平洋高気圧が再び強まり、ゲリラ雷雨は発生しにくくなってきます。9月中旬に入ると数日おきに前線や低気圧の影響を受けます。予測可能な強雨であるため、ゲリラ雷雨ではありませんが、強い雨には注意が必要です。 なお、7月中旬に大雨災害に見舞われた九州も、昨年と同程度かやや多いゲリラ雷雨が発生する予想で、決壊した堤防付近では特に突発的な激しい雨に注意が必要です。