ホームルームが終わり、教室を出ようとした時でした。クラスメートの女の子が端に固まって「揺れてる…地震だ!!」って騒ぎだした時、まるで円を描くようにぐわんぐわんと校舎が揺れ動きました。大きな揺れが収まり気が付くと電気が点かなくなっていました。校庭に出たり校舎に入ったりを何度か繰り返すうちに毛布が配られました。どうやら徒歩で帰れる人と親御さんが迎えに来てくれてる人以外は帰れないようになったそうです。私は残念ながら電車で50分ぐらいかかるので学校に残ることになりました。私も家族に連絡を入れようとしましたが、電話は繋がらずメールは送れても大分遅くに届いたそうです。(ケータイ:SoftBank)しばらくすると男女それぞれにふたクラスづつ与えられ、カンパンと水が一人一つ配られました。私達のところは余った毛布を床に敷き詰め真ん中に電池式のランプを置きました。暗がりのなか友達同士で円になり、ウノや連想ゲームなどをして気持ちを明るく保ちました。この時にはもう小さな地震が少しくるくらいになっていました。非常用放送が使えるようになると、引っ切りなしにお迎えの連絡が伝えられます。高校生より中学生の迎えが多かった気がします。それでも少しづつ帰っていく友達にちょっと寂しさを感じつつ見送りました。しばらくすると電気が回復しました。電気が回復したことにより、みんなの表情が明るくなります。12時を回ると「HAPPY BIRTHDAY to you〜」と歌い始めました。今日誕生日の友達がいたのです。そんなこんなで私達は学校に泊まり朝を迎えました。しかし私の利用するJR横浜線はまだ運休のようでした。毛布の片付けや部屋の掃除をしてから、待っていても仕方ないと同じ方面の子数人と駅へ向かいました。すると運の良いことに、ちょうど運転再開した電車に乗ることがでしました。何度も止まりながらでしたが、あまり混んでいなかったのは救いです。そしてやっと我が家へつきました。