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減災特集のスケジュール

SOLiVE24にて生放送中!

2012年03月12日

[3月13日(月)6時00分更新]
◆未曾有の大災害から1年
昨年の3月11日に東日本大震災が起きてから、1年が経ちました。広範囲に渡り未曾有の災害を出した大津波。再び発生したとき、万全の対応をすることができますか?
どんなことをすれば減災につながるのか。『Join&Share(ジョイン&シェア)』をキーワードに、みんなで参加し、考え、減災について共有する場を12日まで展開していきます。
◇減災とは
◇防災(Prevention)から減災(Mitigation)へ
これまでの災害に対する「防災(Prevention)」という考え方は、災害を完璧に防ぐことを目標としてきました。しかし、災害を完全に防ぐことは現実的に難しく、あらゆる手段を講じて被害を少しでも減らしていく「減災(Mitigation)」の考え方が求められています。
その為には国を始めとした「公助」だけでなく、個人やコミュニティなどの力を活用する「自助・共助」の世界をさらに広めていく必要があると考えています。

◇津波から学ぶ~SOLiVE24減災特集

24時間生放送番組SOLiVE24では、3月9日~12日の4日間を通して、“津波被害ゼロを考える”をテーマに、参加しながら学べる企画を展開していきます。
※SOLiVE24は、ウェザーニュースの無料アプリ(左のボタンからダウンロード可能)、もしくはBS910から視聴できます。

◆SOLiVE24とは?
「24時間ソラをLiVEする」というスタンスの元、毎日24時間、サポーターの皆さんから届いたリポートなどを元に、今の天気を伝えています。また、地震が起きた際は「どこよりも早い地震情報」を目指しています。

▼本日の番組内容
◇津波クロスロード
いざと言うときに、自助・共助のために自分は何ができるか、何を考えるか?そういった判断を養う手助けとして「クロスロード」というゲームがあります。「このシチュエーションでは自分はどのような行動を選択するか?」。皆さんと一緒にディスカッションを行い、いざというときに備えてトレーニングを行いました。

◇これからの復興とは
日本災害復興学界理事の上村先生を交えて、「復興と」というテーマについて話していただきました。その中で、街の見た目が元に戻っただけでは復興ではない。あくまで街や物は要素であり、「人の気持ちが未来に向かって、前に進みだす」ことが需要であると確認しました。その過程である「復興」を達成するには地域という大きな単位のコミュニティで想いを1つにし、地域の未来をどう絵描くかを議論することが重要です。また、支援する立場の方々は「できる支援を長くやっていくこと」が重要であり、「忘れない」という気持ちがすでに支援の一歩であると語っていただきました。

◇減災の未来を語る
この4日間に行われた減災特集を振り返りました。そして減災を進めていくためには、やはりキーワードである「join&Share」が最も大事だということを確認しました。




◆最後に
この4日間参加してみて、減災というものに対して意識や考え方を共有できたでしょうか?「減災」という言葉はどうしても敷居が高いように感じ、取っ付きにくいように感じてしまいがちです。でも「楽しく明るく、そして真剣」に家族やサークルなどの身近なコミュニティの中、そして私達と共に考えていきませんか?それがいざというときに「join&Share」という大きな力となり、「減災への大きな一歩」になると私達は考えています。

◇これまでの取り組み

「ありのままの今を把握し、災害の記憶を記録する」

「私達が今、できること」を言葉に、東日本大震災の実態を把握し、次の災害を最小限にするために、全国のサポーターの皆さんと記憶を記録しています。

◇東日本大震災調査
地震が起きた際に各エリアの人がどのような行動を取っていたのか?その真実を明らかにし、今後のウェザーニューズや各防災機関が展開する減災活動の発展及び、個人が展開する自助・共助活動の輪を拡げる切っ掛けとしていく事を目的として行いました。
調査結果を見る

◇津波調査
津波災害において、無事に避難をされた方と亡くなられた方との間にどのような行動・判断の違いが存在するのかを調べ、今後の減災・避難活動における対策・対処の一助とすることを目的として行いました。
調査結果を見る

◇東日本大震災特設サイト
津波被害を受けた東北から関東の太平洋側のエリアに対し、そこでの生活や復旧作業を行う方の目線で、天気を配信しています。
特設サイトを見る

◇減災マップ
震災の際に起きた被害状況をサポーターの皆さんと共に集め、マップを作成しました。これにより、今後同じような災害が発生した時に、当時の被害を参考にすることで、災害を最小限に減らすことを目的としています。
減災マップを見る